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DIEP後のおなかの腫れ・硬さ・ふくらみ・しびれ

9月12日
読了時間: 9分

DIEP後のおなかは、腫れと傷を閉じた張りで、硬く感じることがあります。最初の数か月に、少しずつやわらぐ場合が多い変化です。ただし、急なふくらみ、発熱、広がる赤み、増す痛みは、回復中だからと決めず、医療チームへ確認してください。

硬さ、むくみ、液体のたまり、しびれ、腹壁のふくらみやヘルニア、胸の脂肪壊死、傷の変化を説明します。時期の目安、役立つ準備、後からの調整についても読めます。

この記事で読めること

なぜ、おなかが硬く張るのでしょうか

下腹部の皮膚と脂肪を胸へ移し、おなかを左右に長く閉じます。腹筋は残しますが、皮膚を寄せた場所には張りがかかります。そのため、最初の数週間は硬さ、引っぱり、動かしにくさを感じる場合があります。

主に、次のような理由があります。

  • むくみ:治る途中の組織に液体が増え、硬く膨らんで感じます。

  • 傷の組織:切開に沿って内側に治る組織ができ、傷の下の硬い帯として触れる場合があります。

  • 閉じた皮膚の張り:皮膚を下へ寄せて縫うため、まっすぐ立つと引かれることがあります。最初の1〜2週間、少し前かがみを案内される場合があります。

  • 腹帯:数週間、幅広い伸縮性のある帯で支える場合があります。支えになる一方、張りや暑さを感じることもあります。

こうした回復による硬さは、3〜6か月ほどかけて軽くなる例があります。原因と時期には個人差があるため、気になる部分は確認してください。

おなかのむくみと、漿液腫

直後には、以前より厚く見える場合があります。組織のむくみが関係することが多く、特に傷のすぐ上に長く残る場合があります。立つ、歩くことで、そこへ液体が集まりやすくなります。

皮膚の下へ透明な液が袋状にたまることを、漿液腫(しょうえきしゅ)といいます。小さければ吸収される場合も、大きければ針で取る、管を長めに置く場合もあります。感染のリスクにも関わるため、新しいやわらかな腫れは伝えてください。

夕方や長く立った後にむくみが増え、数週間〜数か月で減る場合があります。腫れが引く前には、最終のおなかの形は判断できません。

おなかと胸の、感覚の変化

組織を取るときに細い皮膚の神経を切るため、へそと傷の間などに、感覚の鈍い帯ができる場合があります。移した胸の組織も、もとの神経のつながりが切れており、しびれが出ます。

おなかは端から中央へ、数か月〜1年以上かけて感覚が変わる場合があります。特に傷の上などで、低下が残ることもあります。胸にも長くしびれが残り、一部の感覚が何年かかけて戻る方もいます。ピリピリ、かゆみ、短い痛みは神経の回復でも起こりますが、それだけで原因を決めないでください。

感覚が少ない場所は、熱さに気付きにくくなります。湯たんぽ、温熱パッド、熱いお湯などによるやけどに注意してください。

腹壁のふくらみとヘルニアは、どう違いますか?

DIEPは筋肉を残すため、筋肉を使うTRAM法より、おなかの壁の弱さやヘルニアを抑えやすい方法です。ただし、起こらない保証はなく、一部の方でふくらみが出ます。

腹壁の一部が弱く、立つ、せきをする、力むと前へ出るものが、腹壁のふくらみです。ヘルニアでは、壁に実際のすき間があり、内側の組織が出ます。痛む場合や、まれに組織が戻らなくなる場合があり、治療が必要です。

初期のでこぼこには、むくみもあります。急に出た、増えた、痛い、気分が悪いなどを伴うふくらみは、早く診てもらってください。診察や必要な画像で調べ、弱い部分やヘルニアをメッシュなどで直す場合があります。

胸の硬いしこり:脂肪壊死

移した脂肪の一部へ十分な血液が届かず、その部分が失われて硬くなることがあります。脂肪壊死といい、最初の数週間〜数か月に、硬い、ときには痛むしこりとして気付く場合があります。

小さければ数か月でやわらかく縮む場合も、大きければ硬さが残る場合もあります。取る処置や、周囲のくぼみへの脂肪注入を後で考えることがあります。脂肪壊死自体はがんではありませんが、新しいしこりは必ず確認し、必要なら超音波などで調べます。

手術前後の禁煙は、血流と脂肪の状態を守るために、自分で取り組める大切な点です。担当チームと計画してください。

傷は、12〜18か月ほど変わります

下腹部に左右へ長い傷、へその周りに小さな傷が残ります。胸の傷は、切除方法と、どの皮膚を移したかで変わります。

初めは赤く、硬く、盛り上がる場合があります。数か月は目立ち、その後12〜18か月などをかけて、平らにやわらかく変わります。2年ほど変わる方もいます。下着で隠れやすい位置を考えますが、色、太さ、隠れる範囲には個人差があります。

おなかの傷の端に、小さな皮膚の余りができる場合があります。ドッグイヤーといい、腫れが引いて落ち着く場合も、後で取る処置を考える場合もあります。

回復の時期の目安

  • 6週間ごろ:まっすぐ立ちやすくなり、引っぱりが軽くなる例があります。腹帯を終える時期と持つ制限は、チームに確認します。傷の上には硬さやむくみが残ることもあります。

  • 3か月ごろ:腫れや傷の下の帯が軽くなり、端から感覚が変わる場合があります。傷はまだ赤い、色が濃いことがあります。

  • 6〜12か月ごろ:おなかの形と組織が落ち着き、傷が変わります。しびれが残ることもあります。胸の硬い部分と、希望する後の調整を評価する時期の一例です。

回復の速さは違います。放射線治療、喫煙、糖尿病、体重などが、傷の治りに関わります。

回復中にできること

  • 短い歩行を、何回かに分けて行います。液体の流れと、血栓の予防を助けます。

  • 腹帯は、最初の約6週間など、チームの指示に従います。支える感じで、痛いほど締めないでください。

  • 傷が閉じ、許可が出てから、簡単な保湿や穏やかなマッサージを教わる場合があります。

  • 無理に伸ばさず、特に最初の2週間は、姿勢を少しずつ戻します。

  • 上体と膝を少し曲げる寝方などは、初期の指示に合わせ、その後に戻します。

  • 閉じた傷へのシリコンジェルやシートを、使ってよいか聞けます。

  • 重い物は約6週間など制限があります。おなかの筋力運動は、許可を得てから始めます。

  • 喫煙を避けます。傷の治りと、脂肪への血流に関わります。

どの変化で連絡しますか?

回復に伴う変化もありますが、次の場合は速やかに連絡してください。胸痛や息苦しさなど、救急が必要な症状は待たないでください。

  • 発熱や悪寒。

  • 胸やおなかの傷で、広がる赤み、熱さ、膿。

  • 軽くならず、増していく痛み。

  • 急に出たおなかのふくらみ、または痛むふくらみ。

  • 急に大きくなる、やわらかな腫れ。

  • 開く傷、液が漏れる傷。

  • 新しい胸のしこり、または増大するしこり。

  • ふくらはぎの痛み、または息苦しさ。救急の評価が必要な場合があります。

迷ったときも、案内された連絡先へ相談してください。小さな変化のうちに、確認することが大切です。

後からの調整と、その回復

後の小さな手術で、傷の端の余り、広い傷、くぼみ、脂肪壊死、必要な腹壁の修復などを考える場合があります。3〜6か月以降、または6〜12か月など、腫れと組織が落ち着いてから計画します。時期は処置ごとに異なります。

乳房の形、反対側とのバランス、乳頭を整える場合もあります。最初のDIEPより小さな処置なら、日帰りや短い入院、1〜2週間で日常の活動へ戻る例があります。脂肪を取った場所の内出血や腫れは、数週間続く場合があります。

よくある質問

おなかが硬いのは、よくあることですか?

初めの数か月には、むくみ、内側の傷の組織、閉じた張りで硬く感じる場合があります。3〜6か月ほどで軽くなる例がありますが、急な変化や増す痛みは別に確認します。

なぜ、腫れて見えるのでしょうか?

治る組織に液体が増えるためで、傷の上や夕方に目立つ場合があります。数週間〜数か月で減る例があります。動く液体のような腫れが増える場合は、漿液腫などを確認します。

しびれは、いつまでですか?

下腹部は端から、数か月〜1年以上で変わる場合があります。一部、特に傷の上に低下が残ることもあります。胸にも長いしびれが残り、一部の感覚が後から戻る方もいます。

ふくらみは、ヘルニアですか?

壁が弱いだけのふくらみと、壁にすき間のあるヘルニアは違います。筋肉を残しても、どちらも起こる場合があります。急に出る、痛い場合は、担当医に確認してください。

脂肪壊死は、どう感じますか?

胸の硬い、ときに痛むしこりとして気付く場合があります。血流が足りなかった脂肪の変化ですが、触れただけでは判断できません。新しいしこりは診察を受けてください。

治った傷は、どのようになりますか?

12〜18か月などで、色が薄く、平らに、やわらかくなる場合があります。おなかは低い横長の傷で、2年ほど変わる方もいます。全員で細い傷になるとは限りません。

後の調整の回復は、どのくらいですか?

小さな傷や形の調整なら、日帰りや短い入院、日常生活へ1〜2週間が一例です。最初の3〜6か月以降など、十分落ち着いてから考えます。腹壁の大きな修復などは、別の回復になります。

DIEPでも、ヘルニアになりますか?

可能性はあります。筋肉を使うTRAMよりリスクを抑えやすいものの、ゼロではありません。必要ならメッシュなどで修復する方法を考えます。

担当医に聞きたいこと

  • 腹帯は、どのくらい、どの強さで使いますか?

  • 傷のマッサージは、いつから、何を使ってできますか?

  • この腫れは回復の範囲ですか? 液体がたまっていますか?

  • 胸の硬さは脂肪壊死ですか? 画像検査は必要ですか?

  • 後の調整で、おなかの傷や皮膚の余りを改善できますか? 時期はいつですか?

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元の内容:乳房再建を専門とする形成外科医Dr. Mahyar Foumani。本「Breast Reconstruction Explained」に基づきます。

この記事は一般的な学習情報です。個別の医学的助言ではありません。

乳房再建の仕組みを、やさしい言葉で説明します。選択肢を知り、担当医と一緒に考えるための情報です。個別の診察や医学的助言の代わりにはなりません。

一人ひとりの状況は違います。適した方法は、体の状態、病気、治療、ご自分の希望で変わります。担当医療チームの指示に従ってください。症状や心配があれば、担当医やかかりつけ医に相談しましょう。緊急の場合は、お住まいの地域の救急窓口へ連絡してください。

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元の医療情報の著者:Dr. Mahyar Foumani、オランダの形成外科医。

オランダの医療者登録番号(BIG):79913128001。A Kliniekenの公開プロフィールでは、NVPC会員とEBOPRAS Fellowの資格が示されています。

日本語は、元の英語の医療情報に基づいて書き直しています。日本語版に対する、新たな独立した医師の審査は行っていません。元の記事の確認日は、日本語を同じ日に確認したことを示しません。

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